念のため最初に断っておくと、 「後藤文彦の頁」は今後も公開し続けるつもりだし、 私が生きているうちは更新し続けるつもりだ。
さて、 この 「後藤文彦の頁」を http://plaza22.mbn.or.jp/~gthmhk/isnmg.html に公開したのは、1997年の12月頃だったのではないかと思う。 その数ヶ月前、 東北大学の研究室のサーバー上に、 東北大学の電子掲示板に1993年頃から書き込んでいたものなどを中心に 試験的に公開していたものが、 その前身である (だから、日付が94年とかの書き込みはその頃のものである)。 当時は、大学のサーバー上に私的で趣味的な内容のウェブページを 公開することに対しても今よりはだいぶおおらかだったのだが、 私としては、自分の責任で書きたいことを何でも書けるようにと、 自分の私的なウェブサイトを立ち上げるために、 プロバイダー契約し、というかプロバイダー契約するために 生まれて始めてキャッシュカードを作り、 生まれて始めてパソコンを買った (クロックは133MHz, メモリは増設して80MB, ハードディスクは1.5GB, OSはWindows95) 。 それが1997年の12月以前だったと思う。
それで私は「後藤文彦の頁」内に、 様々なことに対する自分の率直な疑問や考えをどんどん書きこみながら、 自分の考え方を整理し確認してきたのだが、 10年以上もいろんなことについての自分の考えを書いていると、 過去と現在では、考えや立場が変わってきていることもそれなりにはある。 そんなふうに考えが変わったことのうち、 自分が特に重要だと思うことについては、 その考え方の変化について随時 追記していこうと思うものの、 細かい部分については、いちいち追記する余裕もないので、 今、読むと恥ずかしいことを書いてるけど、まあ、いいかと放置している。 とはいえ、 現在の私は過去の自分が書いたものにも責任があるから、 重要な話題について、 書いた時期によって考え方に明らかな不整合があるのを自分で気づいたり、 指摘されたりすれば、 過去に書いたものを必要に応じて残した上で、 考えがどう変わったのかについて随時 追記していきたい。 というか、今までもそういう方針でやってきたつもりだが、 だんだん「今、読むと恥ずかしい」と思う部分が増えてきたので、 今の自分は過去の自分に軽蔑されそうなほど、 だいぶ常識的な人間に近づいてしまったんだなあということを 宣伝(告白?)しておこうかなと。 もちろん、 常識や権威に頓着せずに何でも言いたいことを大胆に発言することは いいことだと思うし、 ぜんぜん恥ずかしいことだとは今でも思わない。 ただ、 狭い視野の限られた視点からしか問題を捉えていなかったりとか、 そういう想像力の欠如・思考の不備については恥ずかしいと思うということ。
私は、特に音楽の話題などについて書いている際には、 実際にその音楽や演奏等が聞けるようなサイトに (しばしばgoogleやYouTubeのキーワード検索結果を介して)リンクを 張っている。 かつては、自分の好みに合う作曲家や演奏家を見つけ出すのに、節約してためた小遣いで3000円もするLPレコードを買っては、ハズレをつかまされてショックを受けたりしてたものだが、 インターネットというインフラ整備のおかげで、 実に様々なマニアックな曲や演奏を気軽に効率的に試聴できるようになり、 本当にいい時代になったものだ。 これは、インターネットの数ある潜在的な可能性の一つが 実に適切で有効に利用されている典型例だろう。 だから、私はそのインターネットの潜在的可能性を有効利用すべく、 様々な演奏が聞けるようなサイトに (例えばgoogleやYouTubeのキーワード検索結果を介して)リンクを張ったり しているのだが、 そうしたリンク先には、著作権保護期間が切れていない動画類も含まれている。 もちろん、著作権保護期間が切れていない動画類であっても、 フェアユースの範囲で引用することは 可能だと思うが、 キーワード検索でヒットした動画の一つ一つが、 具体的に著作権保護期間が切れているかどうか、 切れていないとして、リンク先での引用のされ方がフェアユースの 範囲かどうかということは、私はいちいちチェックしていない。 しかも、10年以上とかこういうリンクを公開していると、 そのうち著作権関係の法律がどんどん厳しい方向に変わっていたりする (違法ダウンロード法(禁止法)まとめWiki)。 だから、 私が (例えばgoogleやYouTubeのキーワード検索結果を介して)リンクを張ったり しているサイトの中には、 著作権保護期間が切れてなくてフェアユースでもない違法コンテンツを 置いているサイトもあるのだろう(が、それを私はいちいちチェックしてはいない) ということを一応、断っておく。 まあ、そのうちgoogleとかAmazonとかが、 著作権保護期間の切れていない動画(商品)とかについても、 そのサンプル動画をフェアユースの範囲の紹介として 公開してくれるようになったりすると、我々としては 大っぴらにリンクを張れるようになってありがたいのだが。 というか、たぶん、近々そういうふうになるんではないだろうか (既得権にしがみつきたい勢力は訴訟を起こしたり色々やるだろうけど)。
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