La Iŝinomagia-Nipona --- La Tookjooa-Nipona Vortaro
(Iŝinomakia dialekto - norma-japana vortaro)
. En la urbo Sendai jam perdiĝis junuloj, kiuj parolas la Sendaian lingvon. Ankau~ en la urbo Iŝinomagi (, kiu situas 50 kilometrojn norde de Sendai) baldaŭ la Iŝinomagia lingvo perdiĝos pro la penetriĝo de `la centra lingvo' t.n. `la norma lingvo', same kiel la Sendaia lingvo perdiĝis. Mi scias, ke mi povas fari nenion por konservi mian patran lingvon la Iŝinomagia, sed mi volas prove verki la vortaron, kiu eventuale sciigos al iuj, ke ja ekzistas ankaŭ ĉi tia lingvo, kiun oni ankoraŭ efektive parolas.
石巻語で書いだ おいの幼年期の挿話集『落どした場所』(すばる文学賞候補)。
なして おいか゚方言だのエスペラントさ傾倒するよなったが興味あっこって「英語崇拝がらの脱却」さあべ。
石巻語の詩い見でみでがったら「石巻語の詩っこ書ぎ」さあばいん。
方言表記さ漢字 有効だっつ話だごって「漢字廃止さ疑問」バ見でみさい。
山本和英さんの「ふるさとの方言」もいがすとや。地元の言葉 知ゃね人 こいづ見で覚えだらわ。
石巻弁bot(twilog)
石巻弁bot(twitter)
仙台あだりでハ、もう若えので仙台弁 喋る人いねぐなったおんな。 石巻辺りでも、ゆぐゆぐは「標準語」っつう「中央の言葉」か゚浸透してって、 ほのうぢ石巻弁も仙台弁ど同じぐに廃れでいぐんだが知ゃねな。 自分の言葉 守っぺどしたどごで無力なのは知ってっけっと、 せめで機会あるこ゚どにこいな言葉もあんだっつごどバなんぼがでも多ぐの 人さ知ってもらいでど思って、 辞書でも作ってみっかど思ってんでがす。 以下はその草案だげっと、おいは言語の専門家ではねえがら、 文法的な解説さはいっぺえ間違いもあっぺげっと大目に見でけさいん。
石巻日本語とは言っても、宮城県内の日本語であれば、 かなりの共通性がある。 但し、近年では仙台などの都市部で、 遺憾ながらも東京日本語が急速に蔓延し、 東京日本語のみを母語として育つ世代が増えつつある。
15/11/29追記 : Wikipediaによると、 「「仙台弁=仙台藩の方言」という定義が一般的である[* 1]が、仙台藩の知行域と現行の自治体の枠組み・名称が異なるため、「仙台弁」の定義は様々見られる。」 ということだが、 宮城地方の方言を広く「仙台弁」ということにしてしまうと、 宮城県内の仙台方言(仙台弁)や石巻方言(石巻弁)を区別することが できなくなるので、宮城地方の方言を大きなくくりで表す場合には、 「仙台弁」ではなく、「宮城弁」とか「宮城方言」とか言った方が妥当だと思う。 ちなみに、私が中学の頃(1980年代)は、 仙台から石巻に来た先生だの転校生の言葉は、 字面や文法は石巻弁とほぼ同じだったけど (仙台:「やるべしー」、石巻:「やっぺ」といった使用頻度の違いは あるものの)、なんといってもイントネーションが独特で、 「あの先生、仙台弁だなー」なんて言っていたものだ。 とはいえ、最近(というか2000年代以降というか)、仙台も石巻も 東京弁化が進み、 というか、秋田県の都市部(秋田市とか)もそうだが、 東北全域で、 東北弁話者自体が減っているため、 東北弁が話されている状況というのは、 純粋な仙台弁話者だけで仙台弁が話されたり、 純粋な石巻弁話者だけで石巻弁が話されたりという状況よりは、 仙台弁話者だの石巻弁話者だの秋田弁話者が入り交じって 東北弁が話される状況の方が増えてきているのではないだろうかと 私は想像している(ちゃんと調査していないので想像だが)。 だから、最近では、 仙台弁と石巻弁とか、そんな細かい違いが意識されることはなくなってきて、 東北弁の東北共通語化が東北各地で進行していたりするんじゃないかと 思ったりする。 というのも、 私は、2002年に秋田に来て以来、秋田で秋田弁をしゃべる人とは石巻弁でしゃべるけど、 相手はもしかして私を生粋の秋田の人だと思っているんじゃないかと 思うことがある(今度、そういう機会が訪れたら、 私の出身をどこだと思うか聞いてみよう)。 石巻弁は、秋田の特定の地域(例えば男鹿とか横手とか)の方言とは 明らかに違っているはずだけど、 秋田のその地域の方言話者にとってみれば、 東京弁ではなく明らかに東北弁だし、 秋田の違う地方の人なんだべぐらいに思われることもあるんじゃないかなあと。 いずれ、 純粋な石巻弁自体は絶滅していくものだとしても、せめて こうした東北共通語のような日本語の枠組みが、 テレビの関西弁(関西共通語)ぐらいの市民権を得て 存続してくれないものだろうか。
21/12/12追記 : だいぶ前にどこかに書いたつもりでいて(だから 職場の方のサイトかどこかに書いてるかも しれないが)、検索できないので一応、書いておこう。 もう数年以上前になるが、 職場の業務で東京に行った際、 他コースの先生と食事をしたことがある。 私は職場でいつも使っている程度の そこそこの共通語で話していたところ、 その先生(秋田出身の方)から 「先生、秋田弁ですね」と言われた。 「ああ、秋田弁でねくて石巻弁なんだげっと」と答えたが、 東北で東北弁系の音韻や抑揚で そこそこの共通語を喋っていると、 実際には聞き手と違う地方の方言を母語としていても、 話されている そこそこの共通語の 音韻や抑揚の特徴だけから判断した 聞き手にとっては、 自分と同じ地元の言葉を母語とする人だと捉えられることはあり得るのだと思う。 その意味では、 関西共通語には全く及ばないものの、東北共通語もこの程度の水準では 成立しているのかなと、少し期待が持てた。
アクセントは三省堂新明解国語辞典の記述方法に従う (但し、筆者は同辞典が東京アクセントのみを示していることに賛同する 訳ではない。 日本語アクセントの記述方法として石巻日本語のアクセントの記述にも 有用だから採用するまでである)。つまり、○の中に算用数字でn(但しnは2以上 のとき)とあれば、第2拍から第n拍までを高く、第1拍と第n+1拍以下 はすべて低く唱える。但し⓪とあれば、第1拍を低く第2拍以下はすべて高 く唱える。また①とあれば、第1拍だけ高く、第2拍以下はすべて低く唱え る。但しアクセントは地方差や個人差が大きいので、ここに記したものは一 つの目安に過ぎない。
一字または二字の漢字は品詞を表す。形 形容詞、副 副詞、末 文末詞、名 名詞、代 代名詞、自 自動詞、他 他動詞、助 助詞、 格助 格助詞、終助 終助詞、接助 接続助詞、連体 連体詞。
活用
動詞の活用は東京日本語の活用表に準じて表す。五 五段活用、
上一 上一段活用、下一 下一段活用 カ変 カ行変格活用、
サ変 サ行変格活用。
母音は「あいうえお」であるが、あまり口を大きく開かずに発音する (中舌母音)。 「い」は、東京日本語の「い」に比べて横に開かない。「う」は東京 日本語の「う」に比べて口をすぼめない。つまり「い」「う」「え」を 発音するときの口の形は、それほど違わない。 その結果、特に「い」の音は、東京日本語話者が聞くと 「え」に聞こえてしまうことがある。
ガ行鼻濁音は、見出し語においてのみ「か゚」のように表記し、 濁音「が」とは区別する。 東京日本語において「カ行」「タ行」で発音される音節は、 語頭にある場合、促音便・撥音便、「ささやく音」の直後にある場合 などの例外を除いては、 一般に「ガ行」「ダ行」で発音される。 そのため、「ガ行」と「か゚行」を区別しないと、誤解を生じやすい。 例えば「こいづか゚」と言えば東京日本語の「これが、」のことで あるが、「こいづが」と言えば東京日本語の「これか?」のことである。 なお、以下の例外についても、地域差や個人差はある。
東京日本語において、語頭が「カ行」、「タ行」で発音される単語の
語頭は、石巻日本語においても「カ行」、「タ行」で発音される。
カラス、太鼓(たいこ)、菊(きぐ)、口(くぢ)、土(つぢ)、
ケーキ、敵(てぎ)、コマ、鳥(とり)、
辛い(からい、かれえ)、
高い(たがい、たげえ)、切る(きる)、叩く(ただぐ、はだぐ)
促音便「っ」の直後や撥音便「ん」の直後に来る「カ行」、「タ行」は
濁音化しない。
サッカリン、ハッカ、さっき、マッチ、
ズック、
シャッツ、
ヤッケ、あさって、おしっこ、もっと、
三角(さんかぐ)、簡単(かんたん)、
現金(げんきん)、ペンチ、後藤君(ごとうくん)、ゴツン、
宮城県(みやぎけん)、満点(まんてん)、あんこ、ほんと
東京日本語の「うつくしい」の「つ」「く」「し」のように、
無声子音や無声子音に挟まれて母音が無声化した
母音の弱い子音のことを「ささやく音」というらしいのだが
(無声子音自体は含まないのかも)、
こういう母音の弱い無声(化)子音
「カ行」「サ行」「タ行」「ハ行」「パ行」の直後は
濁音化しない。
鹿(しか)、北(きた)、
四季(しき)、価値(かち)、
家畜(かちく)、躾(しつけ)、つけ、ステレオ、
思考(しこう)、死闘(しとう)
但し、「す」に近い「し」は「し」、「ぬ」に近い「に」は「に」、 「ち」に近い「き」は「き」で表記した)
あいな①連体 ああいうふうな。あいなぐ(ああいうふうに)。
あさっぱら0名 朝早く。早朝。
あっちゃ① あっちさ。あちらへ。
あですぽ0 あてっずっぽう。当て推量。あですぽ語ってだ。
あのけ② あのくらい。あのけぐれえ(あのくらいぐらい)。
あばいん→あぶ
あぶ①自五 恐らく、あゆぶ(歩ぶ)の変化で、以下の命令形でのみ
使われる。あべ(一緒に付いて来い)。あばいん(「あべ」の丁寧形)。
これから何処かに出かけようとしているときに、ぐずぐずしている子供とか
に向かって言う。ちゃっちゃどあべ。はいぐあばいん。
あべ→あぶ
あぺとぺ0 あやふやで危なっかしい様子。訊がいだってあぺとぺ答えで
んだおん(訊かれてもあやふやな答えしかしないんだもの)。あぺとぺってだ。
あまだるい0 甘だるい。甘ったるい。この落雁 甘だるいごだ。
あんだ③代 「おめえ」よりも丁寧な二人称代名詞。あなた。
あんだい(あなたの家)。
あんたら③ たかが、あの程度の。あんたらごど(あんな下らないこと)。
いずい②形 痛いとかか痒いというほどではないが、
目にごみが入ったりして違和感がある。
例えば、下駄を中指と薬指で履いたり、下着を後ろ前に着たりするといずい。
また、両手の指を組む方法は左右の親指のどちらが上に来るかで二通りあるが、
これを自分の組みにくい方で組むといずい。
銀歯などを新しく詰めてもらった時などに歯医者さんが「噛んでみで、
いずぐねすか」などと訊く。生理的な違和感に限らず譬喩的に用いることも
できる。特に親しくない人と一緒に行動しなければならなくて気まずい
ことなど。こないだ親戚の子供ど遊ばせらいで、うんといずがった。
あんべ③名 塩梅。具合。調子。あんべいな③(調子いいな)。
あんべわり③(具合悪い)。やんべな③
→やんばい。
……いが② 推量の助動詞「べ」+疑問の終助詞「が」→
べ、べし。
いだましい、いだますい④形 勿体ない。惜しい。
いっそ③副
「……してばりいる(してばかりいる)」に掛かる陳述の副詞
と考えられる。
強いて東京語に訳すなら「何かというと」。いっそそんたらごどばりして
(何かというとそのような(下らない)ことばかりして)。
いっそテレビ見ばりして((あなたは)いつもテレビばかり見ていて)。
いっそおいばりや(いつも私ばかりじゃないか)。いっそなあ(なにかと
いうとなあ。自分にばかり悪いことが降り懸かることを嘆いて発する
言葉)。
いったりかったり、いづだりかづだり、いったのかったの、
いづだのかづだの⑦副 いつということなく不定期に
……いっちゃ② 推量の助動詞「べ」+文末詞「ちゃ」
→べ、べし。
いっちょめえ③ いっちょうまえ。一人前。いっちょめえに。
いどど0副 古語の「いとど」に同じ。ただでさえ……なのだから、
ましてや、いっそう、尚更。腹 壊してる人、いどどアイスなんか
かいねえべ。
いやしこ、いやすこ0名 食べ物にいやしい人。
いやんばい④ →
やんばい
……いる、らいる助動 受動、可能の助動詞……れる、られる。見らいだ
(見られた)。かいね、くわいね、食べらいね(食べられない)。
……い(ん)、らい(ん) 動詞の未然形に接続し、動詞の命令形よりは、
やや丁寧な命令を表す。……なさい。この「い(ん)」は一音節だが、
鼻母音で発音されるため、表記上は「……いん」などと書く。
ちゃっちゃどかいん(さっさと食べなさい)。こっちゃございん
(こっちに来なさい)。やめらいん(やめなさい)。
……いん 否定の意味を相手に訴える語。……しないよ。……できないよ。
命令の「……い(ん)」とは違い二音節で発音する。但し、五段活用の
連用形や上一段動詞に接続するときは、活用語尾に「い」が吸収されること
が多い。みいん②、みん①(見ないよ)。うごぎいん④、うごぎん③
(動かないよ)。まれに五段活用の未然形に接続し、不可能を表す。
うごがいん④(動けないよ)。きんぺ①(来ないでしょう)。けえりんか③
(帰りませんか)。しいんちゃ②(知ってる訳ないでしょ)。
そんなごどがいん⑦(そんなことないですよ)。
うざねはぐ③自五 難儀する。田圃などで履く「うざね」というかんじき
のような履物があり、この「うざね」を履いて田圃を歩くのが難儀なこと
から来ているとか。
うそ(っ)こ(嘘っこ)②名 本気や本番でなく、仮にやること賭事などの
遊びで、金品を賭けずにやること。うそっこでやっぺ。
仙台の方では「うそんか」。
うるがす③他五 何かの目的で物を水に浸しておくこと。
米うるがしとがいん(米を水に浸けておきなさい)。御飯茶碗はうるがして
がら洗わいん(御飯茶碗は水に浸しておいてから洗いなさい)。
うるげる③自 うるげた状態になる。
うんと0感 ええと。うんとねー。
おい0代 一人称代名詞。私。本来、性別に関係なく用いられる。但し、
近年は、都市部や若い層では、女は「あだし」や「あたし」が主流となり
つつあり、男も「おれ」や更には「ぼく」なんぞを使うようになってきて
いる。
おがっつい④形 おかしい。おがっつねえ④形 おかしな。
おか゚る②自五 芽などが生える。子供とかが成長して大きくなる。
ずいぶん、おがったごだ。
おごご②名 主に白菜などの漬け物。おこうこう。
秋田あたりでは「がご」「がっこ」。いぶりがっこ。
おしょしい、おしょすい②形 恥ずかしい。
おだつ、おだづ0自五 ふざけてはしゃぐ。
おだづもっこ、おだぢもっこ0名 おだってばりいる子供。
おふざけやさん。
おっきい(大っきい)③形 大きい。
おっきな(大っきな)③連体 大きな
おっさん③ お寺の和尚さん。おっさん0とは違うので注意。
おっしょる、おっちょる③他 折る。
おっちゃらげる④自下一 おちゃらける。ふざける。おっちゃらげでんでねえ
ど(ふざけてるんじゃねえよ)。おっちゃらげんなよ(ふざけんなよ)。
おっぴいさん、おっぴさん③ 祖父母の親。親の祖父母。ぴーちゃん。
おばんでがす(お晩でがす)④ 今晩は。
おばんでござりす。おばんです。
おぼこ②名 子供。赤ん坊。性別に関係なく用いられる。
東京語における「未通女」の意味はない。めんこいおぼこだごだ。
どごのおぼこだい。
おやんつぁん④ おとうさん。親父さん。
おもる0 奢る。人にご馳走したり、物を買ってあげたりする。
おもってけろー。おもってけだっていいべー。
おらい →らい。
おわし②名 お金。おわしけっから(お金あげるから)。
おんちゃん、おんつぁん③ おじさん。
……おん①終助 ……もの。……もん。んだって見だおん
(だって見たもの)。
(索引に戻る)
……が副助、終助 ……か。こいづが(これか?)。喰うが(喰うか)。
いいが(いいかい)。
「……ぐが」「……るが」は発音しにくいので「……っか」に変わる。
行ぐが→行っか。やるが→やっか。
かい(ん)① 「くわいん②」が縮んだもの。
「喰う」の未然形+「……い(ん)」。喰いなさい。ちゃっちゃどかいん
(さっさと食べなさい)。
がおる②自五 疲れ果てるくたびれ果てる。がおったやー。
がおった、がおった。
かぎ②名 牡蠣。東京日本語のアクセントは「かき①」だが、
東北で牡蠣が取れる地域の多くでは、「かぎ②」「かき②」。
がしぇこねえ④形 ひ弱で体力がない。
かしけえ③形 (学生言葉?) ずるい。卑怯くせえ。
……がす助動? 主な用言の終止形、格助詞「で」、助動詞「だ」の連用形
「で」などに接続し丁寧語を表す。駄目でがす(駄目です)。いがす
(いいです。結構です)。んでがす、んだがす(そうです)。
行ったんでがす(行ったのです)。「……ぐ」
「……る」「……づで」などに接続するときは発音しにくいので、適宜、
無声音化する。いぐがすか→いっかすか。やるがすか→やっかすか。
こいづでがすか→こいってがすか。
かせる②他下一 喰わせる。食べさせる。かせろっこの(喰わせろよ)。
ちゃっちゃどかせでねせらいん(さっさと食べさせて寝せなさい)。
かつける③他下一 人のせいにする。
責任転嫁する。かつけんな(私のせいにするな)。
人さかつけすな(人のせいにしなさんな)。かつけらいだ
(私のせいにされた)。
かっちゃぐ③他五 爪などで引っ掻く。
かでっぽ② 片一方。
かど②名 ニシン。かずのこは「かどの子」が訛ったもの?
かばねやみ0名 ものぐさな人面倒がり屋。かばねやむ②自五。
かばねやみする④自サ変。
かぶづぐ③他五 噛付く。
かます②他五 かき混ぜる。撹拌する。この砂糖、溶げにぐいがら、
よっくかまさいん。風呂かましてがらへえらいよ。
きかね(え)0形 子供が、気性が粗く、攻撃的なこと。言うことを聞かない。
きかねえわらすだごだ。きかん坊。
きたらすねえ(汚らすねえ)④形 きたならしい
きったぎる③他五 思い切りよく切る。ぶったぎる。
きんな0名 きのう
ぐいら① いきなり、急激に何かをする様子。ぐいら起ぎ上がった。
ぐいら持ってった。
くちぱし(が)なげえ/みじけえ たまたま、うまい具合に、
得することに間に合ってやってきて、
得する様を「くちぱし長え」、逆に、たまたま、まずい具合に、
得することに居合わせられない様を「くちぱし短え」と言う。
例えば、誰かが持って来た土産のお菓子を食べようとしているところへ、
普段はそこにあまり顔を出さない人が突然やってきて、
そのお菓子にありついたような時に「あら、くちぱし長えごだ」
などと言う。また、同じ状況で、逆にいつもは顔を出している人が、
その日に限って顔を出さずに、そのお菓子にありつけなかったような時に
「**さん、くちぱし短えね」などと言う。
くっつい③形 満腹であること。腹くっつい。腹くっつぐなった。
……くない②、くんない③ 「……けらい」とほぼ同じ。……(して)下さい。
語源は「……くれない?」か?
くびかがり(首懸がり)0名 首くくり。比喩的に衣服などで首が締められる
状態も言う。あらら、そんで首かがりしてしまうど。
くろち(黒血)②名 打ち身で内出血した部分が、肌を通して黒っぽく
見えるもの。黒血よる(黒血ができる)。黒血よった(黒血ができた)。
けえる(帰る)①、ける(帰る)①自五 かえる。
帰る。けっぺ(かえろう)。けりすぺ(かえりましょう)。けえらいん
(かえりなさい)。
……けらい(ん)、けさい(ん) ける(くれる)+らい(ん)。
「……い(ん)」よりも更に丁寧な命令を表す。来てけらいん
(来て下さい)。行ってけさいん(行って下さい)。電気、点けでけさいん
(電灯を点けて下さい、電灯を点けて消しなさい、の二つの意味に取れる。
点けでけらいんと言えば前者の意味のみ)。
……こ 接尾 名詞の後に付いて、嘲笑的、自嘲的な意味合いを添える。
単に語路をよくするために用いていることもある。発音しにくい場合は
「……っこ」となる。おぢゃこのみすっぺし(お茶飲みをしましょう)。
はごっこねすか(箱はないですか)。さげっこばり飲んでんでがいん
(酒ばかり飲んでいなさんな)。とりこかせろ(鳥を食べさせろ)。
こいな①連体 こういうふうな
こぐ①他五 こく。たれかこぐ。たれかこいだな。うそこぐな。
のっつぉこぎ。
ござる②自五 「来る」の丁寧語。
命令形「ございん(来なさい)」の形で多用される。ござった
(来なさった)。こっちゃございん(こっちに来なさい)。
……してございん(……してきなさい)。
宮城県南部など
「……してございん」を「……してこらいん」と言う地方もある。
いよいよ
ござったんでねが(とうとう頭がおかしくなったんじゃないか)。
ごしゃぐ②他五 叱る怒る。先生にごしゃがいだ。
こったねえ(小っ足ねえ)③形 小足りない。ちょっと頭が足りない。
こっちゃ① こっちさ。こちらへ。
ごっつぉう0名 ご馳走。ごっつぉうさん(ご馳走様)。
……ごったら、……ごって 接助 ……なら。用言の終止形に接続。
見だごって(見たなら)。見んだごって(見るんだったら)。
いでえごったら(痛いなら)。「……る」に接続する
ときは「る」を外して「……っこったら、……っこって」を接続。
くっこったら(来るのなら)。いっこって(いるなら、必要なら)。
このけ② このくらい。このけぐれえ(このくらいぐらい)。
こばがくせえ(小馬鹿臭え)0形 小馬鹿臭い。馬鹿馬鹿しい。
こゑ(え)②形 疲れた。
こんたら③ たかが、この程度の。こんたらごど(こんな下らないこと)。
(索引に戻る)
……さ格助 ……に。
……へ。
さぐい②形 狡猾で遠慮しない。融通がきく。さぐぐ貰ってきた。
あんだ、もっとさぐぐ生ぎねげわがんねど。
されかまう②他五 色々と構う。相手にする。頓着する。主に否定文
で使う。されかまね②形(全く構わない。頓着しない)。
されかまうな。されかまいすな(相手にしなさんな)。
されかまね人(頓着しない人)。
しぇっこねえ④形 余計な世話を焼く様子。お節介な。
なんだい後藤さんだらば、しぇっこねえごだ。
しずね(え)③形 何か仕事などに専念しているときに、回りで子供とかが
落ち着かないでいて、煩わしく邪魔くさいうるさい。しずねごだ、ちょどして
らい(うるさい、おとなしくしていなさい)。
……した、……すた 動詞の連用形に接続。……ました。いぎすた
(行きました)。見したが(見ましたか)。けりすたハ(帰ってしまい
ましたよ)。
ジャス0名 (学生言葉。一九八〇年頃に仙台方面から流入?)
ジャージ。運動着。
シャッツ③名 シャツ。シャッツ うっしょめえだ。
しゃます③、しゃあます④自五 驚くほどに呆れ果てる。
しゃますごだ。しゃましたごだ(呆れて物も言えない)。しゃまさいっと
(そんなことしたら呆れられるよ)。
……すか 「……が」の丁寧語。……ますか。こいづすか(これですか)。
いすか(いいですか)。
「……が」は動詞の終止形に接続するが、「……すか」は動詞の連用形に
接続する方が普通。行ぎすか(行きますか)。やりすか(やりますか)。
すっかげる③他下一 他人が何かに専念しているときに、それを邪魔する
ような形で、ちょっかいを出しふざける
ずっく①名 くつ。おいのずっく どごさ行った? いっそ ずっく よごしてきて!
すっぱね③名 雨で濡れた道を歩くと、泥水が跳ね上がって脚の後ろ側の
衣服に付く、その泥水の飛沫。
そいなぐ、すっぱねあげで歩ぎすな。すっぱねあがっから気つけで
歩がいん。
そんたら③ たかが、その程度の。そんたらごど(そんな下らないこと)。
ぜえご、ざいご0名 田舎郷里。在郷。ぜえごっ太郎(田舎者)。地方によっては「ざい」とか「じぇご」。
そいな①連体 そういうふうな
そっちゃ① そっちさ。そちらへ。
そのけ② そのくらい。そのけぐれえ(そのくらいぐらい)。
そべえる②、そばえる②自下一 子供が親などに甘えて抱きついたり泣いて
みせたりする。甘える。そべこ、そべっこ(甘えっ子)。あー、そべでだおん(まあ、
甘えてるよ)。
(索引に戻る)
たか゚ぐ②、たんか゚ぐ③他五 担ぐ。そいづたがいでけろ。
たがる0自五 脳卒中で半身付随になる(しょっぱいものを好む北国に多い)。
あの人たがったんだど。秋田などでは「あだる」と言う。
たれか0名 怠け者。たれかこぐ(なまける)。
ちゃっけい(小ゃっけえ)③形 小さい
ちゃっけな(小ゃっけな)③連体 小さな
ちょす①、ちょうす①他五 いじる。ちょすな。ちょしすな。ちょさいだ。
ちょどして② ちゃんとしておとなしくして。ちょどしてろ。
ちょどしてらいん。ちょどしてだすか。
……っか (……る+が) 見っか(見るか)。とっけえす(とりげえす、
取り返す)。よっかがる(寄り掛かる)。
……っさ 終助 ……ね。文節を切るのに用いる。「……っしゃ」ほどは
丁寧でなく「……や」よりは丁寧。
……っしゃ 終助 ……ね。文節を切るのに用いる。「……っさ」よりも
丁寧。主に大人同士が用いる。きんなっしゃ、あいづばみっさっしゃ、
いったのっしゃ(きのうですね、あれを見にですね、行ったのですよ)。
……っつう、……つう(ど格助+言う他五) ……という
……っちゃ末 用言の終止形に接続し、付加疑問、
予想を裏切られた時のしらけを表す。
語尾が「る」で終わる動詞に接続する場合は「る」を外してよい。
見るっちゃ、見っちゃ(見るでしょ)。きのう、来たんだっちゃ?
(語尾を上げて、きのうは来たんでしょ?)。なんだ、来たんだっちゃ
(語尾を下げて、なんだ、来たんじゃないか)。
うめっちゃ(語尾上がりであれば、うまいでしょ?
語尾下がりであれば、何だ、うまいじゃないか)。しゃねっちゃ①
(しょうがないじゃないか)。しゃねっちゃ0(知ったことじゃない)。
しゃね0っちゃ?(語尾上がりで、知らないでしょ?)。
付加疑問が婉曲な勧誘の意味にならないこともない。いぐ0っちゃ?
(語尾上がりで、いくでしょ?)。いぐっちゃ0(「ちゃ」を強めに言えば、
いくに決まってるじゃないか)。「行こう」の意味では「いぐべ」を
使う方が普通。「た」「だ」の後に接続するときは、「い」を入れてもよい。
来たっちゃ。来たいっちゃ。死んだっちゃ。死んだいっちゃ。
「べ」を挿入すると、やや婉曲な表現になる。行ぐっちゃ。行ぐべっちゃ。
見っちゃ。見っぺっちゃ。→
べ、べし。
……っと (……る+ど、……り+ど) 見っと(見ると)。
からっと(からりと)。
つまる②他五 おしっこやうんこ、鼻みずなどが溜まって一杯になる。
しょんべつまった、しょんべつまってー(おしっこがしたい)。鼻つまった。「鼻づまり」は必ずしも鼻の通りが悪いという意味に留まらず、鼻みずや鼻くそが溜まっている意味合いがある。
てそずらしね⑥、てそぞらしね⑥形 子供が、他所の家に連れて来られた時などに、じっとしていないで、そこいらじゅうの目に付く物珍しそうなものに、何かと手を出してはいじくりまわし(壊しそうになったり)すること。
なんだい、てそずらしねごだ、ちょどしてらいん。
てっつぐれえ④ 手付き。てっつぐれえいいごだ(手付きいいな)。
ど 格助、接助 と。
どいな①連体 どういうふうな
とうみぎ、とうぎみ④名 とうきび。
とうもろこし。
とすけ③名 駄菓子屋などにあるくじ引き。細い紙の束から番号の書かれた
紙を一枚引き、箱に書かれた同じ番号のところを、ミシン目に沿って穴を
開けて当たり(外れ)商品を貰うやつとか。
とっけ(え)す③他五 取り返す。取らいだら、とっけしてこい。
どっちゃ① どっちさ。どちらへ。
とってなげ(取って投げ)0 →はっと(う)
どのけ② どのくらい。どのけぐれえ(どのくらいぐらい)。
(索引に戻る)
なけ゚る②他下一 捨てる。
ごみ投げの日。
なじょ② どのよう。
なじょな(どのような)。なじょに(どのように)。なじょすっぺ(どうしよう)。なじょしすた(どうしたんですか)。なじょしす(どうしますか)。なじょでがすや(いかがですか)。
ねげ なければ。
しねげね(しなければならない)。
ねっちょぶげえ④形 執念深い。いつまでも根に持って覚えている。
ねっぱす③他五 接着させる。
「くつける(くっつける)」は接触の意味合いが強いのに対し、「ねっぱす」は接着の意味合いが強い。
ねっぱる③自五 くっつく。ほいなに ねっぱって座りすな。
ねっぺ③名 唾、涎
……ば格助 ……を
のっつぉ③名 出歩いてぶらぶらしてばかりいて、なかなか家に帰ってこないこと。
のっつぉ犬(家に帰ってこないで、ぶらついてばかりいる飼犬)。のっつぉこぐ③自五。
(索引に戻る)
はし②名 箸。東京日本語のアクセントは箸①、橋②、端⓪だが、
石巻日本語では、箸②、橋⓪、端⓪。
ただし、端は「はじ⓪」や「はしっこ⓪」が普通。
はっかくせえ(はっか臭え)④形 馬鹿臭い。
馬鹿みたいな。秋田辺りでは「はんかくせえ」。
はつけ③名 仲間はずれ。村八分。はつけにさいだ(仲間外れにされた)。
はつける③他下一 貼り付ける。貼る。
ばっちい③形 汚い汚れていて不衛生なこと。ばっちいがら触りすな。
はっと(う)③名 古語は「ほうとう」
(「ほう」は「食」へんの古いやつと「博」のつくり
を一字にした字。「とう」は「食」へんの古いやつにつくり「屯」を配した字)。
すいとん。小麦粉を水でこねてちぎって投げ(取って投げ)、
野菜などと一緒に醤油汁や味噌汁で煮た料理。
岩手の「ひっつみ」「ひっつめ」とほぼ同じ。因みに
「ひっつむ」は岩手日本語で「ひっぱったりつまんだりする」の意。
取って投げ。
はやんね②形 何かというと悪い巡り合わせばかりが回ってくる様子。
いかさない。
いっそお、はやんねごだ。はやんねなあ。
ひきょうくせえ(卑怯臭え)④形 卑怯な。卑怯っぽい。卑怯くさい。
ひずる②他五 他人の言うことを何でも真に受ける純真な子供などをからかって(怒らせて)面白がる。
ちゃっけえ子供、そいなぐひずりすな。
びっき③名 蛙
ひどい、ひでえ②形 何かをするのに困難を伴う様子。
たいへんな。一人で運ぶのひでぐね(一人で運ぶのは大変ではないか)。
ひまだれ(暇だれ)0名 --する。
暇をもてあまして、だらだらと無為に過ごすこと。
おらいのほでなす、毎日ひまだれしてだ。
ふっちゃぐ③他五 こわす。ぶちこわす。こら、ふっちゃぐな。
ふっちゃげる③自下一 こわれる。ぶちこわれる。あらら、ふっちゃげだ。
……べ、べし①末(助動) 用言の終止形に接続し、勧誘、推量を表す。
地域差があるが、語尾が「る」で終わる動詞に接続する場合は、
「る」を外して「っぺ」「っぺし」を接続するのが普通。やるべ、やっぺ。
やるべし、やっぺし。「べし」の方が「べ」よりも丁寧である。
地域差があるが、友達や年下の者には「べ」を、
初対面の相手や年上の人には「べし」を使う。行ぐべ0(行こう)。
行ぐ0べ(語尾上がりぎみで、行くだろう。
推量の意味を明確にするには「行ぐべおん」)。けっぺ。寝っぺ。
行ぐべがら(行くだろうから)。行ったべがら(行っただろうから)。
けったべ(帰っただろう)。けったべおん。見だべ②(見ただろ!)。
見だ0べ(語尾上がりぎみで、見ただろう(推量))。「……たべが」
「……だべが」「……たべっちゃ」「……だべっちゃ」は発音しにくいので、
「……たいが」「……だいが」「……たいっちゃ」「……だいっちゃ」
に変わることが多い。んだいが(そうだろうか)。
行ったいが(行っただろうか)。んだいっちゃ(そうでしょ)。
行ったいっちゃ(行ったでしょ)。
へがさ0名 塀。
ぺったらこい④形 平たい。
ぺろんこ②名 気付かれないように無賃でやりすますこと。
子供のどぎ映画 見るっつったら、いっつもぺろんこしてだおん
ほいど0名 乞食。法衣人。
ほう副 「そう」に同じ。ほいな→そいな。ほんたら→そんたら。
ほっちゃ→そっちゃ。
ほうぢょ、ほいぢょ①名 包丁
ほうとう0名 →はっと(う)
ほっとまる④自五 風呂などに浸かって体の芯から温まる。ほてる。
ほどる②。ちゃんとほっとまったすか。
ほでなし、ほでなす0名 →ほでねえ
ほでねえ③形 盲目的になって分別がなくなっている様子。主に連用形
「ほでねぐ③」または名詞「ほでなし、ほでなす0」(愚か者)として
用いる。博打にかまけて財産を失った人などに、「あの人、ほでねぐ
なってだんだおん」。成人になってもぶらぶらしている自分の子供を
嘆いて「おらいのほでなすには困ったもんだ」。
ほや⓪名 ほや。東京日本語のアクセントは「ほや①」だが、
東北でほやが取れる多くの地域では「ほや⓪」かと。
ほろう0他五 埃などを手などで払う。
落どしたらほろってかいん(落としたなら埃を払って食べなさい)。ほろわいん。
(索引に戻る)
まで(え)な②形動 馬鹿丁寧な。
ま丁寧な。までにつぐらいよ。
まま(っ)こ②名 鬼ごっことかトランプとかの遊びに混じるには小さすぎる子供が、遊びに参加できるように規則を緩くして(捕まっても鬼にはならないとか)特別扱いすること。
文彦ちゃんばままっこで混ぜでやらいん。
まやう②他五 弁償する。まやってけろ(弁償してくれ)。
むく゚す②他五 (おしっこやうんこを)もらす。あら、文彦ちゃん、うんこ
むぐしたんでねえが。もぐす。
むつける③、むんつける④自下一 怒って人と口をきくのが厭になったり、殻に閉じ篭ったりする。
むくれる。いじける。むつけんな。おお、むつけだ、むつけだ。
めく゚せ(え)③形 容貌などが醜い。譬喩的に醜い行為に対する
形容にも用いる。めぐせ真似すんな。
めっこ③名 御飯が(水や蒸らしが足りなくて)芯が残る程度に堅く炊けている状態。
なんだい、今日の御飯、ちょっとめっこだないや。
めっこめし。めっこ御飯。
めにあう① 目に会う。酷い目に会う。いやあ、目に会ったでば。
目に会った、目に会った。
めんこい③、めんけえ③、めこ゚い②形 子供や動物などがかわいい
もく゚す②他五 →むく゚す
もっきやみ④(もっき病み)名 苦手な人と会って話をしなければならないとか、主に対人関係のことで気病みすること。
もっきやみする④自サ変。
もじゃぐる0他五 紙などをもみくしゃにしてまるめる
もぞこい③形 不憫でもどかしい。不憫でなんとかしてやりたくなるような。
あらー、もぞこいごだ、もぞこいごだ。
*
(索引に戻る)
……や(ー)終助 ……ね。文節を切るのに用いる。「……っさ」などより
粗野な感じを与え、主に親しい若者や子供同士で用いる。こいづやー、
どっからとってきたのや(これねえ、どこから取ってきたの)。
したっけやー②(そうしたらね)。
やづす②他五 省略する。手抜きして簡単に済ませる。
ダシ取んのめんどくせえがら、味の素でやづしていい? だれ、やづさねで
けさいん。
やのあさって、やなあさって④名 あさっての次の日。しあさって。
やばっちい、やばっつい0形 湿っぽい。水でびじゃびじゃしている様子。
やろこ②名 (乱暴で粗野な)子供(主に男の子)。きかねえやろこだごだ。
やんだ① いやだ。いやな。やんだごだ。やんだっちゃ。
やんばい③ いい按配。ちょうどやんばいな
(ちょうどいい按配の)。やんばいに(いい按配に)。
よこ゚み0名 生ごみ。残飯。よごみ入れ(三角コーナー)。
(索引に戻る)
らい①名 うち。家。おらい、おいらい(私の家)。
あんだい、あんだらい(あなたの家)。後藤らい(後藤の家)。
らぐじゅう③名 洛中? ……じゅう。石巻らぐじゅうの本屋 見で回ったげっと
ねがった(石巻にある本屋を隈無く見て回ったが、なかった)。
ろくてねえ④形 (道徳心や優しさに欠ける)子供が平気で悪いことをやる様子。なんだい、ろくてねえわらすだごだ。
(索引に戻る)
わがんね②形 駄目だ、出来ない、等の意。そいなごどしてわがんね(そういうことをしてはいけない)。
わらす③名 子供。その子供に対する迷惑の気持ちを伴って言うことが多い。
こら、どごのわらすだ。ろくてねえわらすだごだ。
わりい(悪い)②形 わるい。悪い。わりいごだ。わりい、わりい(ごめんなさい)。
(索引に戻る)
ん 副そう。んだ(そうだ)。んでも(そうでも)。んだげっと(そうだけれど)。んでねくて(そうではなくて)。んだごって(そうならば)。んだっちゃ(そうでしょ)。んだいが(そうだろうか)。
んーん③ ううん。いいえ。
んん① うん。はい。
番外編:「ががばば」が使われ得る用例。
ががががばばばっととっと
(母あが蛾ばババっと取っと)。
khmhtg ががばば ガガババ